試合を通して、MVPを獲得した
城南一和天馬(ソンナム・イルファ・チョンマ)
所属のチェ・ソングッが一番印象に残った選手だった。
高速ドリブルで駆け上がりながらの精確なパス、
そして落ち着いて浮かせずに決めたゴール前右からの
ボレーシュート。素晴らしかった。
また、Kリーグ選抜のFW二人も好印象だった。長身ながら足元のタッチが非常にやわらかい仁川ユナイテッドFCのラドンチッチ。豊かなひげを見て30歳はいってる老齢プレーヤーかと思ったが、まだ25歳。モンテネグロの代表としてプレーする日は来るのか。
そして、しなやかな足さばきをいくつも見せてくれた、これまた城南一和天馬所属のドゥドゥ。28歳、ブラジル出身ということで、母国代表に選ばれることはまずないだろうが、もしも韓国籍を取得したとしたらと考えると非常に怖い存在。
一方、Jリーグ選抜のFW、川崎フロンターレのチョン・テセと名古屋グランパスのヨンセンは、期待にこたえるようなプレーはできなかったのが非常に残念。Jリーグ選抜を率いるのがストイコビッチであれば、ヨンセンはもっと違う働きをしただろうか。
Jリーグ選抜、試合を通してチャンスらしいチャンスはなかった。ペナルティエリア外からのミドルシュートが多かったが、個人がゴールを狙う気持ちが強すぎたのでないか。Kリーグ選抜の守備はゴール前はしっかりしていたので、中央から崩すのではなく、やはりサイドからの組織的な攻めがもっと必要だったのだろう。即席のチームではそこまでは無理か。
直前に3日間の合宿をおこなったKリーグ選抜は、チャ・ボンクン監督の元、個々が連動しながらサイド攻撃を常に念頭においたプレーをしていたように思う。
ところで、オーストラリアの主審のマーク・シールド(Mark Shield)、厳しくファールをとっていた。Kリーグ選抜の2点目は中沢がラドンチッチのシャツを後ろからちょこっと引っ張っただけだったが、ラドンチッチが倒れるのが上手。PKになってしまった。あの引っ張り方だったら、あそこまで倒れるわけがない。
一方、見えてないところは勘で裁いていた。後半、明らかにKリーグ選抜が新井場と競り合い、自陣のゴールラインに出したボールがなぜかゴールキックへ。こういうことがあると、サッカーの審判の限界をどうしても思ってしまう。両チームに対して明らかにフェアじゃない。ビデオ審判導入、ゴールラインの審判追加など、できないものか。
点差が開いた後半の途中から終盤までは、有力な選手がベンチにさがったことも影響していたか、ゲームは間延びした平凡なものになってしまっていた気がする。両チームともゴール前のラストパスそしてシュートの精度の低さが目立った。
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